日々の逃避

ある大学教員の単なる独り言です。研究室を立ち上げた2006年10月からずっと書いています。

卒業生たちと飲みに行ってきた

今日は卒業生の二人が研究室にやって来て、そのまま三人で飲みに行った。お店はスペインバル「PEP Spanish Bar」(ここ)。料理がとにかく美味しくて雰囲気も良いお店で、研究室の飲み会も2回ぐらい開催したことがある。

パエリア。

恥ずかしいからブログ用の写真では顔は隠しておきます・・・!のお二人。この某くんと某さんがもう20代後半になっているなんて、月日が経つのはあっという間だよなぁ・・・と感慨深くなる。またぜひ飲みにいきましょうーーー。

夜に見た映画は「きさらぎ駅」。分類としてはホラー映画になるとは思うけど、映像自体はそこまで怖くはなかった。

2004年、この世には存在しない「きさらぎ駅」(異世界の駅)にたどり着いた体験談をネット上の掲示板に投稿していた女性がいた。あるとき突然その投稿が止まり、その女性は二度と掲示板に現れることはなく、現代版神隠しと呼ばれるほど話題になった。十数年にわたり謎とされてきた「きさらぎ駅」について、大学で民俗学を学ぶ主人公の学生が卒業論文の題材にすることを決めた。「きさらぎ駅」の投稿者とされた女性と接触することに成功した主人公。しかし主人公もその異世界駅に迷い込んでしまい、運命が大きく狂ってしまう。

いろいろな映画サイトで調べてみると、「おもしろくない」という声が多かった。確かに、低予算の(?)CGによるチープ感が目立ってしまう映画だった。ただ、作品全体を通してみると、「何よりも怖いのは人間の悪意」というメッセージが伝わってきて、所々でゾクッとする薄気味悪さを感じられる映画になっている。言われているほど悪い映画ではないかも。

誕生日

昼ごろ、教員室に研究室の学生さんたちみんなが入ってきて、誕生日を祝ってくれた(※ ちなみに実際の誕生日は、学生さんたちの夏休み期間中の日なので、別の日です)。そして、プレゼントを頂いてしまった。頂いたのは、

コーヒー豆(3種。しかも焙煎の度合いが全部異なる)

アウトドアでも使えるコーヒー用品一式。耐熱ガラスのHARIOの商品「HARIO OUTDOOR」。コーヒー豆を手挽きできるミルとか、マグとか、いろいろ全部入っていた。おーーー、すごいーーー。しかも、箱の底には、これらを全部収納するための専用のバッグが入っていた。

収納してみたところ。ぴったり。

自分はコーヒーを毎日1L以上飲む人だ。朝食のときに2杯(計500mLぐらい?)、日中には、基本的には500mLのペットボトル1本。いつか自宅で本格的にコーヒー豆を挽いたりしてみたいなーと思っていて、頭の中の「買いたい物リスト」にこんなセットが入っていたのだ。

みなさんどうもありがとうーーー。

テスラ

土曜日。今日見た映画は、録画してあった「テスラ エジソンが恐れた天才」。孤高の発明家であるニコラ・テスラの伝記的な映画。電流戦争でエジソンに勝利したにも関わらず、天才であるために孤独な人生を歩んでしまったテスラの半生が描かれている。

題材は面白い。天才テスラの生き様が興味深い。ただ残念なことに・・・映画の脚本と演出がひどい。静止画の背景の前で演じたチープな映像やら、最後にテスラの歌を聴かされる謎な演出(一気に冷める)。なんだこりゃ・・・これ、お金を払って映画館で見ていたら、怒りたくなるレベルかもしれない。映画.comでこの映画の採点を見てみたら、予想通り低い2.6点だった。まぁ、そりゃそうかも・・・。

ファンタジーなホラー

金曜日の夜に見た映画は「スケアリーストーリーズ 怖い本」。原作は、内容と挿絵が恐ろしいため、全米で学校の図書館に置くことに対する賛否の論争が起こった児童書シリーズ。

ストーリーは単純。ハロウィンの夜に、ある屋敷に忍び込んだ子どもたちが一冊の本を見つけてしまう。その本を持ち帰った次の日から、その屋敷に忍び込んだ子供たちが一人ずつ消えてしまう。その本の空白ページには毎晩のように新しい物語が付け加えられ、その通りに物事が進む恐怖・・・という話。

児童書が原作なので、大人のホラーというよりは、ファンタジー要素が強いホラーに仕上がっている。自分の周りの人間が物語り通りに消えてしまう、という、ある意味で古典的なストーリー。不幸な少女(不気味な本の執筆者)の過去を探るサスペンス部分は、それなりに緊迫感があった。総合的な評価としては、結構おもしろかった。

ブログサービスを変更する経緯

先月、研究室のホームページを大幅にリニューアルして、PCとスマホのどちらから見ても表示が最適化されるようになった。その結果、研究室のホームページからリンクしているこのブログも、iPhoneやAndroid端末から見る人が大幅に増えた。

研究室を立ち上げて以来ずっと(18年間)、このブログはgooブログで運用している。gooブログにはいくつか不満がある。一番大きな不満は、「有料プランで契約しても、『スマホ版』からは広告を消せない」ことだ(『PC版』からは広告を消せる)。つまり、スマホ経由でこのブログを見ると、広告が邪魔で結構見にくいことになる。あと、スマホ版の画面の操作性が悪いことも不満だった。

高校生、うちの学科の学生、他大の大学生などから、スマホでこのブログを見ています!と言われることが多くなってきたし、せっかく研究室のホームページもスマホ対応にしたので、なんとかしたいなぁ・・・と最近ずっと思っていた。

そこで、「PC版とスマホ版の両方から広告を消すことができる」ブログサービスに引っ越すことにした。このブログを書き始めてから(=大学に着任して研究室を構えてから)あっというまにもう18年だ。。。意外と長続きしている。

病院へ

今朝起きてみると、人差し指の痛みはかなり減っていた。11:00に、予約した形成外科へ行ってきた。診察してもらったところ、順調に治ってきているけれど、まだしばらくは水につけないようにする(でも1日2回は患部を必ず洗って軟膏をつける)必要があるらしい。結局、来週まで抜糸しないことになった。まぁ、治ってきているからいいんだけど・・・意外と長期戦。午後から大学へ。暑い。暑すぎる。

日曜日

今日見た映画。2023年に公開された「シャイロックの子供たち」。汚いお金に一度手を染めると、二度と戻れなくなる。銀行で生じた現金紛失事や融資詐欺事件の裏でうごめく犯罪と人間模様。仕事ってなんだろうな・・・という気持ちになる。

人差し指が使えない・・・

数日前、ふとしたタイミングで、右手人差し指の指紋付近が「ピリッ」となった。いたっ!と思って指先を見ても、何も起こっていないみたいだ。小さいトゲが刺さっちゃったのかなぁ、まぁ自然に治るでしょ・・・ぐらいに思っていた。

でもそれから数日間ずっと、同じ所がずっとピリピリしていた。しかも、2日前ぐらいからは少し腫れてきて、そこをピンポイントで押すと激痛が走るようになってきた。自然に痛みがなくなるかと思っていたけれど、いつまでたっても痛い。むしろ痛みと腫れと赤みが増している。

そこで土曜日の夕方に、近所の病院(皮膚科・形成外科のクリニック)に行ってみた。その結果、何かが入ってウミがたまって腫れているとの診断になって、お医者さんがひとこと、

「じゃあ、切っちゃってウミを出すか!」

え?き、切るの・・・!? 「『様子を見ましょう』ぐらいしか言われなくて、抗生物質が処方されるだけ」と予想していた自分は甘かったらしい。そこからは、

診察室のとなりにある処置室に案内されて手術台っぽい上に寝かされる
(形成外科もやっているので、手術用の設備がある)
⇒ 指先に麻酔を注入される
(過去に受けたどんな注射よりも痛かった)
⇒ 指先を切られる
(麻酔が効いていて、感覚はないけど・・・)
⇒ 中から小さいガラスの破片が見つかる
⇒ 縫う
⇒ 包帯で指先がグルグル巻きにされる

という感じの流れだった。月曜午前にまた病院に行くことになった。それで包帯が取れる・・・はず。抗生物質が3日分処方されたので、その間はお酒を飲まない方がいいだろうから、月曜日に飲みに行く予定だった研究室卒業生(二人)にはキャンセルのお願いを連絡した・・・(誘ってもらったのにごめんなさい・・・)。

それにしても、利き手の人差し指が使えないだけでかなり不便だなぁ・・・。これを書いている日曜午後の時点で、痛みはだいぶ減ってきたけれど、指先が痛いと何もやる気が起きない・・・。

夜に映画チャンネルで流れていたのは、懐かしの名作「ローマの休日」。昔、1回見たことがあったけれど、細かい所は忘れているのでまた見てみることにした。オードリー・ヘプバーンは優雅だなぁ・・・王女役がとても良く似合っている。

休み

お盆は教職員一斉休業期間なので、大学には行かずに家にいた。夜の11時ごろから見た映画は、2012年に公開された「スーパー・チューズデー ~正義を売った日~」。アメリカ大統領選挙を題材にした映画。

主人公は、民主党の有力候補マイク・モリス(ペンシルベニア州知事)の選挙陣営の広報官であるスティーヴン・マイヤーズ。選挙戦の最大の山場となるスーパー・チューズデー(Super Tuesday、大統領選挙の予備選挙や党員集会が集中する2月または3月上旬の火曜日のこと)が目前に迫る中、敵陣営のスタッフとバーで待ち合わせて会ってしまう判断ミスが、彼の順調な人生の歯車を狂わせ始める。

政治的なドラマというよりは、選挙戦を通した人間模様のドラマ。人の弱みにつけこんでのしあがっていく世界を生きていくうちに、最初は正義感に満ちあふれていた主人公が、冷めた目で政治の世界を見る男に徐々に変貌する。途中でグダグダな展開もあったけれど、選挙の裏側のドロドロさが結構楽しめる映画だった。

汗疱(かんぽう)

先日、手の指に一箇所(人差し指の関節の横)にカサカサした白い部分が突然出現した。大きさは5mm四方ぐらい。これなんだろう・・・?と思っているうちに、指の至るところにカサカサが増えてきて、最終的には左右の指全体にカサカサした部分が広がってしまった。日焼けした後のように、10本の指(すべて第2関節より指先側)の皮膚がボロボロになった。

なんかの菌に感染したのか・・・?と少し怖くなって、今日は皮膚科に行ってみた。診断結果は、菌の感染ではなく、「汗疱」(これ)という状態らしい。読み方は「かんぽう」。

かんぽう・・・?初耳だ・・・。

汗疱は、汗をかきやすい季節に生じることが多い。多めに出た汗が汗腺につまって、主な原因は、汗がそれ以上は外に出られなくなって、皮膚の下に汗がたまって水ぶくれになる・・・と言われているらしい(汗以外にも、アレルギーが関与しているという説もある)。何かの菌に感染したわけではないから他人にはうつらなくて、ただ単純に皮膚がガサガサになるだけ。対処法は、まずは「汗をかいたら早めにふく」「皮膚が乾燥していると汗腺がつまりやすいから、保湿クリームを使うようにする」とのこと。尿素入りの保湿クリームが処方された。

「汗が原因で皮膚がボロボロになる」なんて考えたことがなかったなぁ・・・これから気をつけよう。。。

また地震・・・

南海トラフ地震が起きたら嫌だなーーーと思いながら夜ご飯を食べていたとき、突然スマホが鳴り出した。緊急地震速報!そして横揺れ。

神奈川で震度5弱、東京は震度4だった。南海トラフと直接的な関係はない場所だけど、これだけ地震が続くのはなんだか不気味。

高校生の頃、東京で震度5の地震が起きたことがあった。翌日の新聞の朝刊で、かなり大きなニュース(確か1面に掲載)として扱われていた記憶がある。当時は、「震度5」はそれぐらい大きなニュースだった。しかし東日本大震災が起きた2011年からは、「震度5=頻繁に起こる大きめの地震、震度6=かなり大きな地震・・・」という感覚に変わってきてしまっている。震度5の地震が増えすぎて、驚かなくなってしまっているんだよなぁ・・・よくない状態だと思う。

今日見た映画は、2018年公開の「オーシャンズ8」。主演はサンドラ・ブロック。「オーシャンズ」シリーズは外れなく面白いけれど、本作はそのスピンオフ作品で、直接的なつながりはない。でも、やっぱり面白い。

地震

宮崎県で震度6弱の地震が発生した。「日向灘で数十年ごとに繰り返される地震」とは言うけれど、南海トラフの端っこだから嫌な感じだなーーーと思っていたら、南海トラフ地震に関連して「巨大地震注意」が発令された。この手のものの決断をなかなかくださないのが日本政府、と思っていたので、結構びっくりした。

元日に能登半島で震度7の地震が起きた直後は、あれもこれも買わなきゃ!と思っていたけれど、結局買わないまま今日まで至っている。どこかで地震が起きるたびに、こんなことを繰り返してしまっている。自宅には、水とかトイレットペーパーとかは多く備蓄してあるけれど、食料系はあまり備蓄していないし、災害時用のラジオも買っておこうと思いつつもまだ買っていない。

というわけで、とりあえず、災害時用のラジオ(乾電池でも手回し充電でも使える)、水がいらない歯磨き、水がいらない体ふきタオル・・・などを購入してみた。南海トラフ地震や首都直下地震がすぐに来るとは思っていないけれど、気付いたときに少しずつ買った方がいいだろうし。

気を取り直して、残すところ3日間となったオリンピック。

やっぱり陸上競技が面白い。延々と見ていられる。それにしても開催国のフランスのズルさがひどすぎるなぁ・・・と毎日思う。400mリレーでも、自分たちに有利になるように露骨に進めている(これ)。予選の組み分けもひどかったけれど、決勝でのレーン分けもひどい。なぜフランスが6レーンで走るんだろう・・・予選で好タイムを出した中国(8レーンにされてしまった)がさすがにかわいそう。決定権がないフランスの選手たちに非はないから、これは100%フランスの上層部の問題。ズルいと思われてしまうフランスの選手たちもかわいそう・・・と思えてきた。自国が有利になるようにこれだけ露骨に仕組むオリンピック開催国は、なかなか珍しい・・・。

 

フランス

最近、毎日のようにオリンピックを見てしまう。東京オリンピックのときもそうだったけれど、スケートボードがかなり面白い。

オリンピックは面白いなぁ。。。ずっと見ていられる。

ヨーロッパの中では、スペイン、ドイツ、オーストリアに行ったことがあるけれど、とても良い国だった思い出がある。あとは、イギリスとフランスにもいつか行ってみたいなーーーとずっと思っていた。

そして今回のオリンピックの舞台がフランスになった。きっと、美食の国だから選手村の食事も良くて、大会運営でもセンスが良い(颯爽とした)場面が見られるのかなぁ・・・と期待しながら映像を見ていたけれど・・・実態は違った。

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・独特な世界観をひたすら見せつけられて不評の開会式(生首の演出はかなり悪趣味だったと思う・・・)
・後頭部に気持ち悪い顔を描くフランスの水泳選手もいた(これ)。
・「環境に優しい」「フードロスがない」のみをテーマにしたとしか思えない、かなり美味しくないらしい選手村の食事。
・「セーヌ川で泳ぐ」のみをテーマにしたとしか思えない、有毒で遊泳禁止のセーヌ川(生活汚水が流れ込んでいる)での遊泳と選手の感染症の増加(これ)。
・「自国民にメダルを」のみをテーマにしたとしか思えない、フランス有利の不可解な判定の嵐(これ)。
・それらの結果としての評判は、「最悪のオリンピック」(これ)。
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オリンピックの場で世界的に自国の評判を落とすなんて、フランスは一体何がしたいんだろう。柔道の判定は明らかに不可解だったし、ひどすぎた。フランスってこういう国だったのか・・・。フランスに行ってみたかった気持ちが急激にゼロになってしまった・・・。(不可解な判定以外は)オリンピックそのものはとても面白いだけに、フランスのひどい振る舞いがとても残念な気分。。。