日々の逃避

ある大学教員の単なる独り言です。研究室を立ち上げた2006年10月からずっと書いています。

単純明快

今日見た映画は、2021年公開の「Mr. ノーバディ」。ストーリーはとてもシンプルで「冴えないおっさんが、秘めていた戦闘スキルを解き放って悪党を退治する」という単純明快さ。

自宅と職場(工場)を路線バスで往復するだけの単調な毎日を送っていた主人公ハッチ。家庭では妻や子供から距離を置かれ、仕事では過小評価されている。ある日、そんな主人公の自宅に、二人組の強盗が押し入ってきた。反撃するチャンスはあったにもかかららず、強盗を見逃してしまったハッチは、家族からはさらに失望されてしまう。日常の理不尽さにイライラがつのったハッチは、路線パスで出会った粗暴なチンピラグループを引き金に怒りを大爆発させ、彼らをたたきのめしてしまう。そのグループの中には、ロシアマフィアのボスの実弟がいたことから、ハッチは追われ続けることになる。ハッチの反撃がここから始まる。

ボロボロになりながも勝ってしまったり、襲撃されることがわかっているのにのんきに料理していたり、いろいろと突っ込みどころはあるけれど、こんな感じの単純明快な映画はとても面白い。